梅しごとが始まった。

梅しごとが始まった。

2022.6.3

こんばんは!故郷を守りたい想いで農業を始めました。

農薬や化学肥料を使わない土地や人に優しい〝おいしい〟を作ることを目標に日々奮闘中の

ちぎりファーム園主ようこです^^

日々の農作業の様子を自宅に帰ってから日記のように綴っています!


【梅の季節】

今日から梅しごと👩‍🌾

ちぎりファームにはたくさん立派な梅が実っています💓これから梅ちぎりの日が続きそう✊

そして、ちぎりファームではちぎりたての梅を1kg800円にて販売しております!ひとつひとつ丁寧に摘んでます💚

年に一度の「梅しごと」。丁寧な暮らしで暮らしに彩りを。

梅の木

少し蒸し暑くなってくるこの時期になると、年に一度の「梅しごと」がやってくる。
田舎のおばあちゃんは一気に「梅しごと」に取り掛かります。
梅が旬を迎える時期に梅干しや梅酒を作る日本人の暮らし、それが「梅しごと」
香りで季節を感じさせてくれる醍醐味でもある梅仕事は、日本の伝統的な暮らしの1シーンでもあります。
青梅が店頭に並び始める6月。「梅しごと」ができるのは、1年の中でこの時期だけです。
梅の熟し具合をみながら、時期を外さないように「梅しごと」に取り掛かる姿は長年の経験からくる習慣のようなものです。

梅シロップの作り方

梅シロップ作り

青梅はしっかり洗って水気をふきとり、竹串でヘタをとっております。
さらに青梅に竹串を刺して、穴を数ヵ所開けていきます。
発酵を防ぎ梅エキスが早く抽出されるので、冷凍処理を済ませるのがオススメです。
バランスよくシロップが抽出されるように青梅と砂糖を交互に入れて密封します。
それから約1ヵ月間は容器をゆすって、シロップがまんべんなくいきわたるようにします。
ときどきふたをゆるめて空気抜きをしましょう。2〜3ヶ月後に梅を取り出せば梅シロップは完成です。

梅シロップの活用

完熟梅 Images – Browse 89 Stock Photos, Vectors, and Video | Adobe Stock
梅ソーダ

梅シロップは、冷水や無糖の炭酸水で割って飲むと爽やかな梅ジュースが楽しめます。
かき氷のシロップや梅ゼリーにもご活用いただけます。また、保存が効くので、冬にお湯で割ると、梅の香りと味わい豊かなホットドリンクとして楽しんでいただけます。
取りだした梅は、梅ジャムの材料に活用できます。

梅ジャムの作り方

梅ジャムイラスト/無料イラストなら「イラストAC」
梅ジャム

甘酸っぱい酸味が広がる「梅ジャム」。トーストやヨーグルトと相性がよいです。梅シロップの残った実で梅ジャムにして、爽やかで美味しいジャムになります。

〈材料〉
梅シロップを漬けた後の梅 800g分
三温糖 85g
蜂蜜 40g
水 適量

■手順1

梅シロップを作った容器から梅を取り出し、お鍋に移します。シロップは完全に切らずに少し入るぐらいがちょうど良いですよ。

■手順2

トロッとしたら出来上がり
梅を煮込む

三温糖、はちみつ、水を入れてかき混ぜながらコトコト煮ます。アクが出てきたらすくいましょう。梅がヒタヒタになるくらいまで水は入れます。

■手順3

実が柔らかくなったたらヘラなどでお鍋の中で実をほぐし、種を取り除きます。

■手順4

15分ほどかき混ぜながら火にかけ、好みの硬さになるまで煮詰めます。

青森の美味しいジャム】 梅(うめ) 130g(低農薬栽培)
梅ジャム

■手順5

熱いうちに瓶に詰めて出来上がり。荒熱が取れたら冷蔵庫へ。

パンに塗って食べるのはもちろん!クリームチーズと一緒に食べたり、ヨーグルトに入れたり、お菓子に使ったり。

ちぎりファームの採れたて青梅販売中


梅の斑点について

梅の斑点

ちぎりファームではなるべく梅が痛まないように丁寧に収穫しています。ですがどうしても黒い斑点があったり、凸凹や傷があったりします。この梅で梅しごとをしても大丈夫なの?と不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。実はこのほくろのような黒い斑点は、細菌が悪さしたものです。この細菌は、どこの畑にもいる菌です。また、梅の実の表面からヤニ果と言われるゼリー状のものが出ているものもあります。ゼリー状のものは、梅由来の分泌物。生理障害など、原因はさまざまです。出荷時に選別しても、お届けしてからこの症状が出ることもあります。梅干しづくりに使うと、赤い果肉の塊になることがあるかもしれません。しかし、これらの症状があっても、梅を食べて、お腹が痛くなったり、まずいことはありません。安心してこちらの梅を楽しんでいただければ幸いです。

ちぎりファームでは農薬や化学肥料に頼らず、自然に寄り添うかたちで梅の樹を育てています。斑点や虫食いなどはどうしても発生してしまうことをご了承いただければ幸いです。

園主 ようこ